「地獄楽の最終回って、正直ひどかった?」
そんな疑問を持って検索した方に向けて、本記事では最終回および最終決戦後の展開も含めた上で、賛否が分かれたポイントを整理していきます。
掟が形骸化した問題や、ラスボス蓮の最期、仙薬の真相、幕府への虚偽報告など、読者の間でツッコミが入った部分を一つずつ考察。
さらに後半では、
「逆にここは良かった」と評価されている点や、ネット上のリアルな反応も紹介しています。
すでに最終回を読んだ方も、これから読む予定の方も、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は原作最終話までのネタバレを含みます。
地獄楽の最終回がひどいといわれる理由は?
※以下では、最終回だけでなく最終決戦後の展開も含めた上で、批評をまとめています。
「1人しか生き残れない掟」が形骸化した
島へ向かう際に課された掟は、
・仙薬を持ち帰れる死罪人は1人だけ
・生き残れるのも1人だけ
というものでした。
しかし最終決戦後、
生存している死罪人は
・画眉丸
・杠
・ヌルガイ
・民谷巌鉄斎
の船での帰還組と亜左弔兵衛です。
本来であれば、
この時点から再び殺し合いが始まるはずですが、
そのような展開は描かれません。
結果として、
「1人しか生き残れない」
という掟は物語上で機能せず、
事実上無効化された形になります。
序盤で強調されていたルールが
終盤で活かされなかった点は、
設定として形骸化していると言えます。
ラスボス蓮が自分で死を選んだ
ラスボス「蓮」は作中で、
殊現や画眉丸を相手にしても終始圧倒する天仙最強格として描かれていました。
宗師(旦那)の「実像」が破壊され、
精神的な支えを失うものの、
その直後に丹田を斬られても普通に再生し、
戦闘能力はまったく落ちていません。
つまりこの時点でも
・戦闘不能ではない
・力負けもしていない
・普通にまだ戦える状態
でした。
それにもかかわらず、
・画眉丸が妻・結を想う気持ち
・蓮が宗師を想う気持ち
が重なったことで、
宗師との思い出が一気に蘇り、
「生き続けるより、死を選ぶ」
という決断を下します。
結果として、
・主人公に倒されていない
・作戦で追い詰められていない
・力関係も逆転していない
ラスボスが自分の意思で自殺する形で決着。
そのため
・戦いとしての決着感が弱い
・バトル漫画的なカタルシスがない
という評価が出やすい展開になっています。
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仙薬が結局インチキだった
島の目的だった「仙薬」は、
作中で
「不老不死の薬」
として扱われていました。
しかし最終局面で、
持ち帰った仙薬を処刑人に飲ませると
・体が花化する
・普通に命を落とす
という異変が発生します。
この時点で
不老不死の薬ではなかった
ことが確定します。
つまり、
島で命を懸けて探していた仙薬は
・人を救うものではなく
・むしろ命を奪う危険な代物
だったというオチ。
ここで問題になるのは、
・何人も死に
・仲間を失い
・裏切りや犠牲を乗り越えて
ようやく辿り着いた“答え”が
「そもそも存在しませんでした」
という結論になっている点です。
物語的には
「不老不死など幻想だった」
「命には限りがあるからこそ意味がある」
というテーマ回収ですが、
ストーリー構造として見ると
目的そのものが否定される形になっています。
結果として、
・島に行った意味
・あれだけの犠牲の意味
が弱くなってしまい、
肩透かし感が残る展開
になっているのは否めません。
石隠れの里長があっさり処理される
石隠れの里長は、
・画眉丸を幼少期から支配
・不老不死に見せかける幻術を使う
・人生そのものを操っていた黒幕
という、作中でもトップクラスにヤバい存在です。
それなのに結末は、
「実は幕府に殺されていた」
で処理。
正直ここ、
画眉丸を長年支配できるレベルのやつが
そんな簡単に処理されるか?
ってなる。
てか普通に、
里長倒したやつ島来いよ。
あの島にいたら
天仙クラスで暴れててもおかしくないだろって話。
あれだけ因縁ある黒幕を
回想だけで消化したのは、
・敵の格下げ
・因縁回収が雑
って言われても仕方ない構成となっていました。
将軍への虚偽報告があっさり通る
本土に戻った佐切と十禾は、将軍に
「死罪人は民谷巌鉄斎以外、全員死亡した」
と報告します。
つまり
・画眉丸
・杠
・ヌルガイ
が生きている事実を隠した
完全な虚偽報告です。
この報告は特に揉めることもなく、
そのまま受理されます。
さらに仙薬についても、
・不老不死の薬ではなかった
・飲むと花化する危険物だった
という事実があるにもかかわらず、
「解釈次第では仙薬とも言える」
という形で話がまとめられます。
結果として、
・虚偽報告は問題にならず
・仙薬が本物じゃないことも深く追及されず
・任務としては失敗に近い状況なのに
・民谷巌鉄斎は無罪放免
という流れになります。
仙薬が不老不死の薬ではなかった以上、
本来なら「そもそも任務成功なのか?」
という疑問も出てきます。
それでも普通に話が収まり、
巌鉄斎だけが無罪になる展開は、
かなり綺麗すぎる印象はあります。
最終回ひどいに関するネットの反応
最終回がひどいと思う人の反応
読者A正直、終わり方があっさりしすぎた気がする。途中まではめちゃくちゃハラハラして読んでたのに、最後は急にまとめに入った感じで、もう少し余韻ほしかったなって思った。



バトル漫画として読んでたから、ラスボス戦が思ったより淡白で拍子抜けした。もっとド派手に決着つける展開を想像してたから、そこだけはちょっと期待外れだったかも。



全体的に綺麗に終わってるのは分かるんだけど、個人的には“安全な終わり方”って印象。もう一波乱あると思ってたから、肩透かし食らった感じはある
最終回が良いと思う人の反応



変に引き延ばさず、ちゃんと終わらせてくれたのが好印象。最近は投げっぱなしの最終回も多いから、素直に“良い終わり方だった”って思えた。



派手さはないけど、キャラの行く末が描かれてて安心した。ああ、この世界はちゃんと続いていくんだなって思えて、読後感はかなり良かった。



物語全体のテーマをちゃんと回収して終わった感じがして好き。流行りの展開に寄せず、作者のやりたい終わり方を貫いた印象があった。
逆に地獄楽最終回で良かった点まとめ
画眉丸と結がちゃんと再会できた
最終決戦後、
十禾が手配した尼寺で、
画眉丸は妻・結と再会します。
結は実在しており、
幻でも妄想でもなかったことが確定。
階段の上に立つ結を見つけた瞬間、
画眉丸は泣きながら駆け寄り、
2人は抱き合います。
これまで
・忍として生き
・感情を押し殺し
・ただ生き延びることだけを考えていた男が
ようやく
「夫」として生きる選択をできた。
このシーンは
物語の根幹テーマを
しっかり回収している名場面です。
不老不死を否定する結末だった
仙薬は
・不老不死の薬ではなく
・飲めば花化する危険物
というオチでした。
つまり
「永遠に生きること=救い」
ではない、という結論。
不老不死になどならなくても、
仲間や愛する人がいれば幸せに生きていけるということを
示している最高の終わり方だと言えます。
主要キャラ全員のその後が描かれた
最終話では、
・画眉丸
・佐切
・ヌルガイ
・士遠
・民谷巌鉄斎
・十禾
など、
主要キャラほぼ全員の
その後が描かれています。
それぞれ
・旅に出る
・道場を開く
・新しい生活を始める
と、
キャラごとに違う未来が
用意されているのがポイント。
打ち切りエンドのような「投げっぱなし感」がなく、
ちゃんと最後まで描き切ってくれています。
戦いが終わったことを実感できる演出
中でも印象的なのが、
画眉丸がぐっすり眠っているシーン。
これまでの画眉丸は
・常に警戒
・いつ襲われるか分からない環境
・まともに眠れない生活
を続けてきました。
そんな男が、
・無防備に
・深く眠っている
この1コマだけで、
「本当に戦いが終わった」
と実感させられます。
派手な演出はないけど、余韻の残し方としては
かなり上手い描写です。
天仙周りの決着や謎がきれいに完結している
・蓮との決着
・島の正体
・仙薬の真実
このあたりは
ちゃんと回収されています。
多少ツッコミどころはあるものの、
・投げっぱなし
・意味不明エンド
にはなっていません。
桂花やメイのその後も少しだけ描かれており、
人間側だけではなく天仙サイドもなかなかに幸せな終わり方だったといえるでしょう。
まとめ
地獄楽の最終回は、全体として綺麗に完結している一方で、
・掟が機能しなかった
・ラスボス蓮の決着方法
・仙薬が不老不死ではなかった点
・幕府への虚偽報告の扱い
など、ツッコミどころが残る展開だったのも事実です。
そのため、
「ひどい」と感じる人がいるのも無理はありません。
ただ同時に、
・画眉丸と結の再会
・主要キャラの後日談
・不老不死を否定するテーマ
など、評価されているポイントも多く、
賛否が分かれる最終回だったと言えるでしょう。
バトル重視で読むか、
物語重視で読むかによって、
印象が大きく変わるラストだったのかもしれません。
