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【ワンパンマン】ガロウは実はいいやつで優しい?更生したガロウのその後とは

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自称「人類最大の脅威」でありながら、どこか憎めない魅力を持つガロウ。苛烈な暴力を振るう一方で、読者からは「実はいいやつ」「本当は優しい」という声が絶えません。なぜ彼は怪人になりきれず、人間としての甘さを捨てられなかったのか。第121話の小屋死守から最新話の更生エピソードまで、具体的な話数を紐解きながら、ガロウの不器用な優しさとその本質を徹底解説します。

目次

ガロウは実はいいやつ?「優しい」と言われるのはなぜか

直接的な打撃や技によって命を奪った描写がない

ガロウが「実はいいやつ」と言い切れる最大の根拠は、あれほど多くの戦いを繰り広げながら、自身の拳や武術によって直接的に命を奪った描写が一度もないという点です。神から力を得た後に放射性物質によってヒーローをほぼ全滅させてしまいますが、以下でまとめているようにそれは不可抗力ともいえる内容となっています。

  • 徹底した「不殺」の戦歴
    S級ヒーローから下位ランカーまで、ガロウは容赦なく叩きのめしてきました。しかし、再起不能に近い重傷を負わせることはあっても、トドメを刺すことだけは最後まで避けています。これは自称「怪人」としては致命的な甘さであり、彼の根底にある人間性がブレーキをかけていた証拠です。
  • 「殺害」ではなく「勝利」へのこだわり
    ガロウの目的は、相手を殺すことではなく「強者を屈服させること」にありました。彼がヒーローたちをボコボコにしたのは、自らが「絶対悪」として君臨するための手段であり、無意味な殺戮を望むサイコパス的な怪人とは根本的に一線を画しています。
  • 放射線被害との決定的な違い
    神の力を得た際の「放射線」による被害は、彼の意図しない力の漏洩でした。その副作用でタレオたちが倒れた際、ガロウが激しく動揺し、最終的に自分の命を捨ててまで過去を変える決断をしたことからも、彼が「直接的な殺生」をどれほど望んでいなかったかが分かります。

「命を奪わない」という一線と、怪人としての苛烈な暴力

武術や暴力で「命は奪わない」という一線を守り続けているガロウですが、その戦い様が決して「甘い」わけではありません。相手に絶望を与えるための苛烈な描写も数多く存在します。描写だけを見れば「優しい」とは到底言えませんが、これは彼が「怪人」としてヒーローと真剣に向き合っている姿勢の表れでもあります。命は取らずとも、戦う者同士としての矜持を持って全力で叩き伏せる。それがガロウなりの敬意だったとも解釈できます。

「殺しはしないが、骨は折り、腕も奪う」 この徹底した暴力性は、彼が単なる「優しいお兄さん」に留まることなく、あくまで「恐怖の象徴」としてヒーローの前に立ちはだかろうとしていた証拠と言えるでしょう。

「恐怖」を植え付けるための徹底した暴力 彼が目指したのは、全人類が平等に怯える「絶対悪」の君臨です。そのため、対峙したヒーローに対しては再起不能に追い込むほどの容赦ない攻撃を加える場合もあります。

ガロウの優しさが溢れる名シーン4選

第121話〜第122話:避ければ後ろに当たる!決死の「小屋死守」

ガロウの「優しさ」を語る上で、絶対に外せないのがデスガトリング率いるヒーロー連合との死闘です。

複数のヒーローに包囲され、毒矢を食らい、高熱にうなされるという絶体絶命の状況。しかし、ガロウが戦っていたのは自分の命を守るためだけではありませんでした。彼の背後にあるボロ小屋には、いじめられっ子の少年・タレオが隠れていたのです。

  • 「避ければ後ろのガキに当たる」という究極の選択 デスガトリングが放った最大火力の必殺技「デス・シャワー」。本来のガロウの反射神経なら避けることは容易でしたが、彼は一歩も動きませんでした。自分が避ければ、弾丸の雨はそのまま小屋を突き破り、タレオの命を奪ってしまう。そう直感したガロウは、満身創痍の体でその全弾を正面から叩き落とすという無茶な選択をしたのです。
  • 怪人になりきれない「不器用な正義感」 「怪人」を自称し、世界を恐怖で支配すると豪語していた男が、たった一人の子供を守るために自らを盾にする。この矛盾こそがガロウの本質です。口では突き放しながらも、体は弱者を守るために動いてしまう。

このシーンは、ガロウが「悪」に染まりきれない、どうしようもなく「いいやつ」であることを全読者が確信した瞬間でした。

第131話〜第132話:自分の命よりも「約束」を優先した救出劇

怪人協会に連れ去られたタレオを救うため、ガロウが単身で敵の本拠地へ乗り込むエピソードは、彼の本質を象徴しています。直前の戦いで死にかけたボロボロの体でありながら、彼は迷わず地獄のようなアジトへと足を踏み入れました。

かつて自分を敗北に追い込み、タレオを傷つけた怪人・キリサキングとの再戦では、圧倒的な執念でこれを撃破し、恐怖に震えるタレオを救い出しています。自分の傷も癒えていない最悪のコンディションでありながら、ただ一つの目的のために戦い抜くその姿は、客観的に見ればもはやヒーローそのものです。

「絶対悪」を目指すと宣言しながらも、彼の行動の動機は常に「虐げられている者を救う」という点にあります。この救出劇で見せた執念は、ガロウの根底にある「優しさ」が具体的な形となって表れたものと言えるでしょう。

第133話:ポチ戦で見せた「邪魔だ」という名の救出

キリサキングを倒した後も、ガロウとタレオの逃避行は続きます。怪人協会の雑魚怪人たちが群がる中、ガロウは常にタレオをかばいながら戦い続けました。やがてアジトの奥深くで、災害レベル竜の巨大怪人・ポチと遭遇します。その圧倒的な威圧感と破壊力を前に、ガロウは瞬時に「タレオをここに居させてはいけない」と判断しました。

強烈なエネルギー弾が飛び交う極限状態の中、ガロウはタレオに対し「足手まといがいたんじゃ俺まで危険になんだよ!」と怒鳴りつけます。しかし、これは決して本心からの言葉ではありません。これ以上自分と一緒にいれば、タレオが確実に巻き添えを食らって死ぬことを理解していたからこその、彼なりの必死の「逃がし」だったのです。

自分一人が盾になり、巨大な怪物に立ち向かう背中でタレオを逃がす。口では最悪なことを言いながらも、行動のすべてが子供を救うためのものになっているこのシーンには、ガロウの不器用な優しさが凝縮されています。

第213話:過ちの自覚と、命を賭した「やり直し」の決断

サイタマとの激闘を終えて地球に帰還したガロウは、自身の身体から放出される宇宙放射線が、何より守るべき対象であったタレオの命を奪ったという事実を目の当たりにします。この時、ガロウは自らが掲げた理想の果てに、最も救いたかった存在を自らの力で死なせてしまったことを悟ります。

この場面におけるガロウの優しさは、自身の消滅を顧みない行動に表れています。

自己を捨てた未来への委託
かつては敵対していたヒーローであるサイタマを信じ、術を託すことでタレオの命が助かる未来を繋ごうとしました。自分の存在が消えていく中で、ただ一人の子供の命を救うために全てを賭けたこの行動は、ガロウという人間の根底にある献身的な性質を示しています。

現実の直視と自責
神の力を得た自分が結果としてタレオを絶望に突き落としたことを理解し、これまでの自身の行動がもたらした最悪の結果を正面から受け止めました。

サイタマへの術の伝授
神の干渉によって自身の身体が崩壊し始める中、ガロウは残された時間で最後の行動に出ます。自分では成し得なかった「過去を塗り替える」という目的を達成するため、時間を遡る術をサイタマに教え込みました。

更生したガロウの「その後」は?

人間・ガロウとしての「落とし前」と再出発

215話では戦いの後、バング(シルバーファング)の導きによって更生の道を歩み始めたガロウの姿が描かれています。

  • 警察での取り調べと向き合う罪
    ガロウは警察署へ出向き、これまでの傷害事件などについての取り調べを受けています。かつての尊大な態度は影を潜め、バングに叱咤されながらも、人間社会のルールの中で自身の犯した罪と向き合っています。
  • 被害者への謝罪行脚
    ヒーロー狩りの被害者たちへ直接頭を下げて回る「お詫び行脚」を行う方針が示されました。これまでの身勝手な行動に対して、言葉だけでなく行動でけじめをつけるという、彼なりの誠実な姿勢が描かれています。
  • バングとの再修行と絆
    人里離れた滝でバングと共に修行に励む姿も見られます。かつての殺伐とした関係ではなく、師匠の小言に悪態をつきながらも、再びバングを「アンタ」と呼び、信頼関係に基づいた師弟の日常を取り戻しています。

道場での現状と「その後」の姿

第236話では、シルバーファング(バング)の道場で生活するガロウの現在の様子が描かれています。

かつては怪人として恐れられた彼ですが、現在は道場の中で最も下の立場として扱われており、床の雑巾がけといった雑務をこなしています。周囲の門下生から「一番弟子」と呼ばれつつも揶揄されるような場面がありますが、彼はそれに対して不満を口にしながらも、与えられた役割を投げ出さずに続けています。

また、道場が財政難であるという状況の中、ガロウは外部へアルバイトに出る生活を送っています。バイトの時間に間に合わせるために険しい山の斜面を駆け下りていくなど、その驚異的な身体能力を日常生活の維持のために使用しているようです。師匠であるバングに叱咤されながらも、かつての敵意に満ちた姿とは異なる、人間社会の中での新たな日常を過ごしていることが描写されています。

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